単身赴任

ブログなるものを始めてみんとす。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

危ない食卓(横山茂雄 編)

「十九世紀イギリス文学にみる食と毒」 とのことです。 文学研究者のみなさんが対談したり、ろ…論文…?を書いたり、十九世紀当時の講演を邦訳してくれたりとかしている、さ…作品…? 産業革命あたりの歴史含めてかなり軽めに砕いた更に表層をサラーと解説して…

ランゴリアーズ(スティーブン・キング)

スーパー売れっ子は格が違うな… 雲上の密室、飛行機内で人間が3桁人消失しました。なーんでだ! そんな表題作と、 妻の不倫&離婚であっぷあっぷの中年作家を盗作だよなと詰めまくる初老男性。ほーんとか? そんな「秘密の窓、秘密の庭」を収録した物理的に重…

生きてるだけで、愛。(本谷有希子)※映画版こみ

短編を109分の映画にするなんて、無茶だよ。 躁鬱メンヘラ寧子ちゃんが、日常でひたすらもがき続ける大変閉塞的な一作。 映画版がどうしょもなかったせいか、原作は表紙のハートがダサいくらいでそこまで悪くなく思えた。 原作の登場人物は寧子ひとりで、そ…

カクレカラクリ(森博嗣)

なんか、真顔になる。 私は前回の「イデアの影」まで森博嗣に触れずにおり、またなぜか綾辻行人(未読)と混同し、勝手に「本格ハードボイルド推理小説家 森博嗣」を爆誕させていました。 違った。 ヤングアダルトでジュブナイルな作家さんだったんですね。失…