深夜にいる(香納諒一)
やたら雨が降っているけど、なんだか湿度の低い、乾いた感じの短編集。
私はものを知りませんが、こういうのをハードボイルドと呼ぶかな?違う?
6編収録されているけど、全てが若き日の夢や希望を失った大人のみなさんが主人公。
1編目、「道連れ」の太郎さんが大変格好良くて好みです。
全編を通して、問題は概ね片付かないんだけど、それでもオチはつくんだね、と思いました。
そのくらいが人生なんかもしらん。
5編目の紅一点、「声の連関」の女性主人公だけ異色かな、なんかこいつだけただのアホでなんなんだ。
そんな感じ。
短編集の感想の書き方がわからない、そんな私より愛を籠めて。